【登壇レポート】「AIBPC Meetup winter2019」に弊社代表取締役 曽我部が登壇しました。

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弊社代表取締役 曽我部が会長を務めるAIビジネス推進コンソーシアム(AIBPC)は、2019 年2月26日(火)にウイングアーク1st株式会社(東京都港区六本木三丁目2番1号 六本木グランドタワー)にて、AIBPCの取り組み紹介をはじめとして、相互研鑽できる講演・パネルディスカッションや参加者同士が情報交換やネットワークを創造するイベント「AIBPC Meetup winter 2019」を開催し、曽我部がAI×知財WGの活動報告と、AI倫理パネルディスカッションのファシリテーターとして登壇しました。

 

AIビジネス推進コンソーシアム(以下:AIBPC)とは、AIのビジネスでの利用促進を目的に2017年12月に設立され、現在49社の企業が参加している団体です。

■AIBPCの詳細はこちら
http://aibpc.org/

今回のイベント「AIBPC MEETUP WINTER 2019」は、3部構成のプログラムで行いました。具体的には、第1部は、AIBPCの概要紹介とAIBPCの実際の活動でもある3つのワーキンググループ「教育・育成WG」「AI DevOps環境検討WG」「AI×知財WG」の活動報告、そして第2部は、ゲストをお招きし講演と、パネルディスカッション、最後の第3部は、参加者同士が交流できる懇親会です。

イベント総合司会はTIS株式会社福島氏です。

まず、AIBPC副会長 TIS株式会社小竹氏の開会の挨拶でイベントが開始しました。

そして、会場スポンサーであるウイングアーク1st 株式会社 技術本部プロダクト戦略室 副室長/エバンジェリスト 大畠様より、ウイングアーク社の事業概要とデータ集計ツール「Dr.Sum」とデータ可視化ツール「MotionBoard」などについて、紹介していただきました。イベント会場からは、東京タワーやスカイツリー、国会議事堂など東京のさまざまな名所を眺めることができ、大変素敵な会場をご提供頂き感謝しております。

 

 

イベント第1部は、AIビジネス推進コンソーシアム取り組み紹介です。

まず、AIBPC副会長 富士通株式会社 中条氏より、AIBPCの概要について紹介していただきました。

AIBPCは、設立して1年が経ちました。改めて、再度このイベントにて、AIBPC設立の背景、AIビジネスの現場では何が起こっていて、今後どうしていくべきなのか、AIBPC運営委員の「業界に対する共有財産を作る」という想いを届けていただきました。国内のAIサービスの開発力強化と産業界へのAI適用の加速を目指し、引き続き活動して参ります。

 

続いては、AIBPCの実際の活動でもある3つのワーキンググループの取り組みについて、各ワーキンググループ長やWG代表者に紹介していただきました。

1つ目の紹介は、「教育・育成WG」です。教育・育成ワーキンググループ長は、TIS株式会社 川口氏です。

「教育・育成WG」は、AI人材育成に向けた取り組み整備と、企業向けAI教育カリキュラム、コンテンツ整備をすることを目的として活動しており、AI人材像とスキルレベル定義を明確にし、各AI人材に対して必要なスキルを確認するためのチェックリスト作成することをゴールとして取り組んでいます。

■教育・育成WGの詳細はこちら
http://aibpc.org/?page_id=339

 

2つ目の紹介は、「AI DevOps環境検討WG」です。AI DevOps環境検討ワーキンググループ長は、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 藤澤氏です。

「AI DevOps環境検討WG」は、AIフレームワーク利用時におけるインフラ環境に関する検討をすることを目的として活動しており、AIライフサイクルと企業向けAI DevOps環境を構成するためのコンポネートの調査結果とナレッジの発表をすることをゴールとして取り組んでいます。

AI DevOps環境検討WGの詳細はこちら
http://aibpc.org/?page_id=342

 

3つ目の紹介は、「AI×知財WG」です。AI×知財ワーキンググループ長は、株式会社グリッド 曽我部です。

「AI×知財WG」は、人工知能に関する企業間の知財財産権の取り決めに対してAIBPCでガイドラインを示すことを目的として活動しており、AI開発における契約時に、当該契約当事者がより権利関係の議論を行う上でのフレームワークや議論のベースとなる資料や契約書雛形を提供すること、また、行政機関のAI契約のガイドラインを補足する資料として、AI開発においてユーザー、ベンダー両者が円滑に、より充実した契約関係を築けることをゴールとして取り組んでいます。

当日は、知財WGのメンバーである真英法律事務所 弁護士 堀川先生より、知財WGが作成しているモデル契約書とガイドラインとAIと知財(契約)について知っておくべきことについて紹介していただきました。

■AI×知財WGの詳細はこちら
http://aibpc.org/?page_id=344

 

イベント第2部は、2つの講演と4つのパネルディスカッションです。

まずは講演です。

基調講演は、東北大学 大学院情報科学研究科 教授 / 理化学研究所 革新知能統合研究センター インフラ管理ロボット技術チームリーダー 岡谷先生が「AIの中核技術としての深層学習の限界と可能性」と題して、AIブームのきっかけとなり、また今も変わらず中核にある深層学習について、現時点での限界とそれを乗り越えることを目指し現在行なっている画像の分野での取り組みやAIの枠を超えた問題解決の新たな方法論としての側面について紹介していただきました。

講演は、経済産業省 商務情報政策局 情報経済課 小泉氏が「データとAIに関する政策について」と題して、データの共有及び競争的なAIシステムの開発支援を行う政策、ガイドラインやAI人材育成等、AI関連での動きについて紹介していただきました。

続いてパネルディスカッションです。

1つ目のパネルディスカッションは「AI×倫理」です。

ファシリテーターは、株式会社グリッド(AIBPC会長)の曽我部。​パネリストは、経済産業省 小泉氏、富士通株式会社(AIBPC 副会長)の中条氏、株式会社野村総合研究所 ファンドリッチ・エリック氏 (Eric Fandrich)です。

パネルディスカッションは、「なぜ、いま倫理に関する議論がホットで重要なのか」と題して、「AI倫理の論点と課題」「ビジネス現場でのAI倫理の取り組み」「AI開発・サービス提供側の自主規制の在り方」の3つのテーマをベースにディスカッションしました。

AIの普及に伴い、AI技術​活用に関する倫理の枠組みをどのように考えるのかという議論が世界中で行われています。これまでのAI倫理課題を踏まえて、今後のAI倫理課題をどのようにクリアしていくべきなのか、考えるきっかけになったディスカッションでした。AI倫理は、来期「AI×倫理」としてワーキンググループを設置予定です。AI開発におけるガバナンスのあり方を議論し、内部監査できる仕組み作りを目指したいと考えています。

是非、AI倫理に関心のある方は、AI×倫理WGへの参加を検討してみてはいかがでしょうか。

 

2つ目のパネルディスカッションは「AI×産学連携」です。

ファシリテーターは、株式会社zero to one(AIBPC運営委員)の竹川氏。パネリストは、東北大学 大学院情報科学研究科 教授 理化学研究所 革新知能統合研究センター インフラ管理ロボット技術チームリーダー岡谷先生、慶應義塾大学 理工学部管理工学科 教授 栗原先生、東京大学 大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 特任准教授 田中先生です。

パネルディスカッションは、「AI分野の産学連携〜その現状と目指す先〜」と題して、「日本の産学連携の現状について」「産学連携日米比較」の2つのテーマをベースにディスカッションしました。

最近は、大手からベンチャー企業まで、産学連携が盛んに行われています。急速に進化するAIの最前線を捉え、その研究成果をビジネス化していくこと、AIの社会実装を推進するためには、産学連携の強化が重要になると考えるきっかけとなった時間でした。

 

3つ目のパネルディスカッションは「AI×ビジネスモデル」です。

​ファシリテーターは、TIS株式会社(AIBPC運営委員)の福島氏。パネラーは、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 照井氏、三菱商事株式会社 小高氏、KPMGコンサルティング株式会社 澤井氏です。

パネルディスカッションは、「AI活用ビジネスモデルが導く『成功』とは」と題して、「今、市場で展開されている『AIビジネス』って、そもそもどんなビジネスなのか」「日本でAIを活用するビジネスを本格化させるために必要なことは何か」「3年後、日本におけるAI活用ビジネスはどうなっているか」の3つのテーマをベースにディスカッションしました。

ビジネスシーンにAIを導入する動きは注目され、最近では企業への導入事例も増えており、いよいよその有用性が世間的に認知され始めていても、AIビジネス自体はまだまだ黎明期にあります。AIを取り入れようとしている企業のなかには、ゴールが具体的に設定されていなかったり、IT技術を盲目的に信頼して過度な期待をしていたりなど、導入自体が目的化してしまっているケースも少なくないようです。AIは課題解決による“手段”でありAIはビジネスモデルにはなり得ず、AIという手段を活用ためにはデータの利活用をどう行うかがカギとなると議論されました。

 

最後4つ目のパネルディスカッションは「AI×人材採用と若手」です。

ファシリテーターは、パーソルキャリア株式会社(AIBPC法人会員)片岡氏。パネリストは、TIS株式会社 大橋氏、金融機関 久井氏、東京大学 熊田氏、東京工業大学 谷氏です。

パネルディスカッションは、「学生の就職先への要望と若手社員からの会社への要望~エンジニア編~」と題して、「企業・大学での働き方」「なぜいまの仕事/研究を選択したか」「どう口説かれれば興味わく」「理想の働き方は」「会社に期待することは」の5つのテーマをベースにディスカッションしました。

 

AIエンジニアは、AIを活用する事業分野や市場の拡大に伴い職種別の転職求人倍率でもエンジニアは最も高く、圧倒的な人材不足となっている職種です。そのような中でも、自社のビジネス課題をAIで解決するためにはAIエンジニアを採用し、教育育成する必要があります。学生と入社1・2年目の若手AIエンジニアが、企業に求める本音として、一緒に働きたい魅力的な社員がいるか、社内評価を正当に行ってもらえるか、1年目からコアなパートに関わる業務につけるかどうかなど、リアルな声を聞くことができました。

 

クロージングとして、AIBPC副会長 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社寺澤氏より「AIBPC入会案内」をしました。

 

その後、AIBPC副会長 TIS株式会社小竹氏より閉会の挨拶として、AIのビジネスでの利用促進を実現するためには、AIBPCの趣旨や活動に共鳴していただける仲間が必要であると締めくくりました。

 

第3部は参加者の交流を深める懇親会です。懇親会は、AIBPC副会長 富士通株式会社 中条氏より乾杯の音頭を頂きスタートしました。

参加者の皆さんは、初対面にも関わらず積極的に名刺交換をしたり交流を図ったりと、会話がとても弾んでいる姿が印象的でした。多様な方々と情報交換やお話でき刺激をいただきました。

 

長丁場のイベントではありましたが、約130名の方々にご参加頂き大盛況でした。
AIのビジネスへの活用、それを実現する組織の在り方を考えさせられるイベントとなり、実りある時間となりました。
AIBPCは、国内のAIサービスの開発力強化と、産業界へのAI適用の加速を目指すために、各社よりAIについての、知見や事例を互いに共有して、連携を図れる方々からの入会を募集しています。現在、法人会員として約50社が登録しており、会員同士で、情報交換やノウハウを共有することによって課題解決に繋がることができると考えております。ぜひ、AIBPCの趣旨に賛同してくださる方の参加をお待ちしております。

■入会のご案内はこちら
http://aibpc.org/?page_id=44

 

AIBPC Meetup winter2019 にお越し頂いた皆様、ありがとうございました。今後も、様々なイベントを行う予定です。またお会いできることを楽しみにしています。

最後に改めて、登壇いただきましたファシリテーターやパネリストの皆さまと、会場スポンサーのウイングアーク1st 株式会社の皆さまへ感謝申し上げます。

 

 

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