製造・運輸領域の
AI計画最適化

需要予測から生産・配船・輸送・拠点配置・人員配置まで。複雑な制約条件を AI と最適化技術で解き、計画業務をデジタル化・自動化します。

Index — 計画最適化テーマ

最適化が生み出す価値

計画業務を最適化することで、経営指標から現場業務まで一貫した効果を生み出します。

01 / 収益性改善

収益性改善

  • 輸送コストや作業員コストの最小化・運賃収入や受注案件の最大化
  • 在庫の適正化と投資判断の高度化
02 / 業務効率化

業務効率化

  • 計画業務の自動化(脱属人化)・計画策定時間の大幅短縮
  • 人為的ミスの削減・迅速なリプラン
03 / ESG貢献

ESG貢献

  • CO₂排出量の削減
  • ドライバー・船員の働き方改善
01 / Network Design

拠点配置計画

需要分布・輸送コスト・固定費・リードタイムを考慮し、「どこに物流拠点や倉庫を設置するべきか」を最適化して立案します。中長期の投資判断・意思決定を支援します。

需要の重心に、拠点を置く需要地点候補拠点(不採用)最適配置と輸送 = 最適化対象

現場で起きていること

拠点の新設・統廃合は、固定費・輸送費・リードタイムが複雑に絡み合う、中長期の意思決定です。物流ネットワーク全体を見渡して最適な配置を定量的に判断することは難しく、勘や過去の経緯に頼りがちになります。さらに、需要や輸送条件は将来にわたって変動するため、単一の前提で設計すると大きなリスクが残ります。

GRIDのアプローチ ― 目的と効果

GRIDは、拠点・倉庫間の輸送をシミュレーションし、需要分布・輸送コスト・固定費・リードタイムから、最適な拠点配置と輸送手段を算出します。複数の不確実なシナリオに対して柔軟にシミュレーションすることで、データに基づいた投資判断の意思決定を可能にします。

これにより、輸送費・固定費の削減、在庫の適正化、投資判断の高度化、そして将来の需要変動にも対応できる強靭なサプライチェーンの構築につながります。

目的と効果
目的
  • 拠点新設・統廃合の定量的判断
  • サプライチェーン全体の再設計
  • 中長期視点での最適配置の検討
効果
  • 輸送費および固定費の削減
  • 在庫の適正化
  • 投資判断の高度化
  • 将来需要変動に対応可能なサプライチェーン構築
02 / Land Transport

陸上輸送計画

運搬量・納期・車両台数・ドライバー制約を踏まえ、「どのルートを通るか・どの車両を使うか・何を積載するか」を最適化します。輸送モードの選択も含め、物流の2024年問題にも貢献します。

空車を走らせない、最適な配車ルート拠点配送先候補ルート最適ルート・配車 = 最適化対象

現場で起きていること

配送ルート・配車・積み付けは互いに影響し合い、個別に最適化しても全体としては崩れてしまいます。考慮すべき組み合わせは膨大で、最適な計画を人手で組み上げるのは困難です。加えて、ドライバーの1日の拘束時間規制(物流の2024年問題)により、従来どおりの配車では車両台数が増え、コストとCO₂が膨らみがちになりました。回送・空車走行やリードタイムの無駄も、なかなか減らせないのが実情です。

GRIDのアプローチ ― 目的と効果

GRIDは、中継拠点を含む配送ルートの設計、車両の割当、積み付け(積載計画)を同時に最適化し、実行可能な輸送計画を自動で立案します。ドライバーの勤務サイクルや拘束時間、輸送モードの選択まで考慮することで、車両台数とCO₂の削減、物流の2024年問題の改善に貢献します。

結果として、輸送コストの削減、回送・空車走行の削減、ドライバー拘束時間の最適化、リードタイムの短縮、CO₂排出量の削減につながります。

目的と効果
目的(解決する課題)
  • 配送ルート設計(中継拠点経由を含む)
  • 配車の最適化(どの車両をどの便に)
  • 積み付け(積載効率を高めた実行可能な計画)
効果
  • 輸送コスト削減/回送・空車走行の削減
  • ドライバー拘束時間の最適化
  • リードタイムの短縮
  • CO₂排出量削減
03 / Vessel

配船計画

需要・港湾制約・船舶性能を考慮し、「どの船を・どの順番で・どの港へ配船するか」を最適化して立案します。配船は制約が複雑に絡み合い、最も属人化しやすい計画業務のひとつです。

港 A港 B港 C港 D船 1船 2制約を縫う、最適な運航ダイヤ時間候補ダイヤバース制約最適ダイヤ = 最適化対象

現場で起きていること

配船計画は、港湾条件・労働制約・在庫・天候など、多様な制約を同時に満たす必要があります。その組み合わせは膨大で(太平洋セメントの事例では「10の1,400乗通り」にも及びました)、人間がすべてを網羅して検討することは不可能です。計画は熟練担当者の知識と経験に強く依存し、担当者は膨大な時間と手間をかけて計画を組み、天候変化や需要変動のたびに組み直しを迫られます。配船は、最も属人化しやすい計画業務のひとつなのです。

GRIDのアプローチ ― 目的と効果

GRIDは、深層強化学習などの最先端AIで数百万通りを試算し、船舶割当と寄港順序を自動で立案します。在庫バランスを維持した、港湾制約・積載制限を満たす「実行可能な」運航計画を、誰が作っても再現できる形に変えます。

運行効率・稼働率の向上、輸送コストの最小化と運賃収益の最大化、属人化の解消、そしてCO₂排出量の削減とコスト削減の両立を実現します。出光興産では計画時間を約1/60に、日本郵船では策定時間を数時間から10分へと短縮するなど、業界大手との取り組みで確かな成果を上げています。

目的と効果
目的
  • 船舶割当および寄港順序の最適化
  • 在庫バランスを維持した運航計画の策定
  • 港湾制約や積載制限を満たす実行可能な計画設計
効果
  • 運行効率および稼働率の向上
  • 輸送コスト最小化・運賃収益最大化
  • 計画業務の属人化解消
  • CO₂排出量削減とコスト削減の両立
04 / Production

生産計画

需要予測・在庫状況・設備能力・原料制約を踏まえ、「どの工場(ライン)で・いつ・どれだけ生産するか」を全社最適で立案します。

隙間なく詰める、最短完了のスケジュール設備① 加熱設備② 攪拌設備③ 冷却ABCABCABC最短完了時間候補スケジュール稼働不可枠(制約)最適スケジュール = 最適化対象

現場で起きていること

生産計画は、需要の波・在庫水準・設備能力・原料制約・段取り替えといった無数の条件が複雑に絡み合います。ラインや設備への割り付けの組み合わせは膨大で、すべてのパターンを人手で検証することは現実的に不可能です。その結果、計画は特定の熟練担当者の経験と勘に依存し、「最適とは言い切れない計画」のまま運用されているのが、多くの製造現場の実態です。欠品を恐れて在庫を積めば過剰在庫に、絞れば欠品リスクに——このバランスもまた、担当者の感覚に委ねられてしまいがちです。

GRIDのアプローチ ― 目的と効果

GRIDは、工場間(ライン間)の生産配分を全社最適で設計し、適正な在庫水準を維持しながら欠品リスクを抑制します。設備能力や切替制約を踏まえた「実行可能な」計画を自動で立案するため、これまで属人化していた計画づくりから脱却できます。

コスト・稼働率・利益などの複数KPIを同時に評価し、複数のシナリオを瞬時に比較。計画策定にかかる時間を大幅に短縮し、需要変動や設備トラブルといった状況の変化に対しても、迅速にリプランできるようになります。

目的と効果
目的
  • 工場間(ライン間)の生産配分を全社最適で設計
  • 適正な在庫水準を維持しながら欠品リスクを抑制
  • 設備能力や切替制約を踏まえた実行可能な計画策定
  • 生産計画立案作業の属人性からの脱却
効果
  • 複数KPI(コスト・稼働率・利益など)を同時に評価
  • 複数シナリオによる計画比較が可能
  • 計画策定時間の大幅短縮
  • 状況変化に応じた迅速なリプラン
05 / Workforce

人員配置計画

保有スキル・稼働状況・作業量・工程制約を踏まえ、案件優先度を考慮した最適な人員配置を立案します。建設業界の人材不足など、現場のリソース最適化に貢献します。

人と現場の、最適マッチング現場 1現場 2現場 3現場 4現場 5現場 6社員 A社員 B協力会社候補(適合度)スキル不適合(制約)最適割当 = 最適化対象

現場で起きていること

案件ごとに必要なスキルや人数は異なり、複数の案件をまたいで人を最適に割り当てる組み合わせは膨大です。優先度を踏まえた最適解を人手で導き出すのは難しく、配置は特定の担当者の経験に依存しがちになります。工程変更が起きるたびに再配置と手配が発生し、社員と協力会社の組み合わせ次第で稼働率にムラが生まれます。とりわけ人材不足が深刻な建設業界では、限られた人員をいかに無駄なく回すかが、受注機会そのものを左右します。

GRIDのアプローチ ― 目的と効果

GRIDは、保有スキル・稼働状況・工程制約をもとに、案件優先度を考慮した最適なリソース配分を算出します。複数案件をまたいだ配分も、工程変更時の迅速な再配置も自動で行い、稼働を標準化・平準化します。

これにより、受注可能な案件数の拡大、人員不足による機会損失の低減、内製化率の最大化、手配業務の工数削減、そして社員稼働率の平準化につながります。

目的と効果
目的
  • 案件優先度を考慮した人員配置
  • 複数案件間での最適なリソース配分
  • 工程変更時の迅速な再配置設計
  • 稼働標準化による最大活用
効果
  • 受注可能案件数の拡大/機会損失の低減
  • 内製化率の最大化
  • 手配業務の工数削減
  • 社員稼働率の平準化
06 / Port Logistics

港湾ロジスティクス運用計画

港湾における貨物需要・船舶スケジュール・ヤード容量・荷役能力・在庫制約を考慮し、「どの貨物を・いつ・どこに受入/払出するべきか」を最適化して立案します。

滞船を生まない、最適な着岸割当バース Aバース Bバース C船 1船 2船 3船 4船 5船 6船 7船 8船 9時間候補の割当使用不可枠(制約)最適な着岸割当 = 最適化対象

現場で起きていること

複数の船舶と貨物が交錯する港湾運用では、バース・ヤード・荷役機器をどう配分するかが極めて複雑です。本船のBooking情報やコンテナ情報、ヤードの空き状況、在庫制約など、考慮すべき条件は膨大で、計画は熟練者の経験と暗黙知に依存してきました。さらに、天候変動・需要変動・船舶遅延が起きるたびに計画の見直しが発生し、その負荷が運用効率を圧迫します。

GRIDのアプローチ ― 目的と効果

GRIDは、本船Booking・コンテナ情報を入力に、複雑な制約下で最適な枠取り・蔵置計画を、そして複数船舶・複数貨物を横断した荷役機器の配分までを自動で立案します。状況変化に応じて迅速にリプランすることで、熟練者の暗黙知に依存していた運用を標準化します。

これにより、滞船日数の削減による物流・燃料コストの低減、ヤード混雑・ゲート滞留の緩和による運用効率の向上、計画策定・手配業務の工数削減と港湾機能の安定化を実現します。

目的と効果
目的
  • 複数船舶・複数貨物を横断した最適なバース・ヤード・荷役機器の配分
  • 熟練者の経験・暗黙知に依存した業務の標準化と属人化解消
  • 天候変動・需要変動・船舶遅延に対応した迅速なリプラン
効果
  • 滞船日数削減による物流・燃料コスト低減
  • ヤード混雑・ゲート滞留の緩和による運用効率向上
  • 計画策定・手配業務の工数削減と港湾機能の安定化
Why GRID

グリッドが選ばれる理由

01

最適化計算に特化したAI知見

深層強化学習などの最先端 AI と数理最適化を、現場の複雑な制約条件に適用します。

02

業界ノウハウとの融合

配船・生産・建設など各領域の知見と AI を掛け合わせ、実運用レベルの計画を実現。

03

大手企業との豊富な実績

新規参入が難しい社会インフラ分野で、業界大手との取引実績を多数保有。

Case studies

実績が、すべてを語る。

代表的な取り組みを、数字とともに。各事例には、どの計画最適化を使ったかを示しています。

出光興産配船計画
1/60
計画時間(従来比)/ 運送効率 最大約20%向上

最先端AIを、業界で初めて配船計画に活用

生産拠点から油槽所への配船計画は、担当者が複雑な制約条件を考慮しながら膨大な時間をかけて策定していました。深層強化学習などの最先端AIで、最適化・自動化・高速化を実現。最終的にはサプライチェーン全体の最適化を目指します。

使用:配船計画の最適化 + 配船オペレーションの知見
日本郵船配船計画
数時間 → 10分
配船計画の策定時間

「自動車専用船 AI配船システム」を導入

100隻超・数百航海に対し多様な条件を総合考慮する、極めて複雑な配船業務。AIが10分で数百万通りを試算し最適計画を作成します。人には思いつかない計画を提案し、燃料費・GHG排出量の削減にも寄与します。

使用:配船計画の最適化 + 配船ノウハウ
生薬調合生産計画
約4時間 → 数秒
1処方あたりの調合指示の策定時間

119種類の原料から、120以上の処方を立案

生薬の調合計画をAIが立案。調合の精度および均質性の向上と、生薬在庫の最適化に貢献します。これまで1処方を3か月分製造するために必要だった調合指示の策定時間を、従来の約4時間から数秒程度へと大幅に短縮しました。

使用:生産計画/調合計画の最適化

よくあるご質問

自社の特定の計画業務だけ相談できますか?
はい。6つのテーマのうち、お困りの領域だけのご相談で問題ありません。該当テーマの資料をご覧いただき、お気軽にお問い合わせください。
実績のない領域でも導入できますか?
最適化技術はテーマを横断して共通です。実績の有無にかかわらず、御社の課題に合わせたシミュレーションからご提案します。
既存の基幹システムやデータと連携できますか?
需要予測・在庫・受注などのデータを入力として最適化エンジンを構築します。連携方法は個別にご相談ください。
導入までどのくらいの期間が必要ですか?
対象範囲やデータ整備状況により異なります。まずはお問い合わせいただければ、進め方をご提案します。

製造・運輸の計画最適化を、まず資料で。

6つの計画最適化テーマをまとめた資料をご用意しています。お気軽にお問い合わせください。

本社 〒107-0061 東京都港区北青山3-6-7 青山パラシオタワー4F