私たちグリッドは、「インフラと社会を、その先へ」をミッションにAIテクノロジーを用いて社会インフラの課題を解決すべく、事業を展開しております。
当社は再生エネルギーと社会インフラの可能性を見据えて、2009年に創業しました。現在は、国内のインフラ関連企業の計画業務を対象に、電力・エネルギー、物流・サプライチェーン、都市交通・スマートシティ等の領域で、計画業務を自動化・最適化するAIエンジンを開発し、プラットフォームとして提供しております。
社会インフラは、私たちの日々の暮らしを支えます。
昼夜問わず灯される明かり。日々あらゆる場所で手に入る、必要な物。
都市と都市をつなぎ、私たちを快適に運ぶ交通網。
こうした暮らしが当たり前となった現代ですが、その当たり前を支える現場には多くの熟練者たちの姿があります。
地域の電力を守るために365日、安定した電力供給を使命に複雑な発電計画を考える。
速く無駄なく荷物を届けるために、無数のルートから最良のルートを考える。
日々の需要を考慮しながら、欠かすことなく生産できる計画を考える。
定刻、安全を厳守できるよう運用計画を考える。
そして、社会インフラを稼働させる計画は複雑で難易度が高く、そこには多くの課題と改善の余地があります。
私たちグリッドは、インフラをどう動かせばより社会が快適に、そして、持続可能な社会に近づけるかをアルゴリズムの力で解決していきます。当社は「最先端のAI技術」と「ドメイン知識」を融合し、多くの社会インフラ関連企業における計画業務最適化システムの実装を進めております。アルゴリズムによって最適化・自動化することでインフラのオペレーションを革新し、社会インフラのデジタライゼーションを強力に推進します。
インフラ領域の様々な計画業務の開発経験をもとに、デジタルツインやAIエンジンの開発工程をモジュール化し、開発サイクルや、システムの導入サイクルの短縮化を実現しております。
既にいくつかの産業ドメインにおいてコアとなる計画業務最適化エンジンの開発に成功しており、それを特定の計画業務に特化したインダストリークラウドとして、プロダクトの提供を開始しております。
今後は蓄積したノウハウをもとに速やかに横展開をおこない、対象となる業界の幅を広げていくことで、当社の成長を大きく推進して参ります。
社会インフラ業務のオペレーションは、日本のみならず世界中で共通する部分が多く、国内実績をもとに海外展開が可能と考えております。さらに、現在のAI最適化技術が将来的には量子コンピュータ上で活用できる可能性があります。将来の実用化を見据えたテクノロジー開発を行い、新しいビジネスモデルの確立を目指して研究開発を継続して参ります。
私たちの社会と暮らしを豊かにするために、グリッドは、社会インフラにイノベーションを起こしつづけます。
株主・投資家の皆さまには、今後とも一層のご支援とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。