【登壇レポート】第25回ITS世界会議コペンハーゲン2018にて、ネクスコ東日本イノベーション&コミュニケーションズ社と共同執筆した内容を両社で発表しました。

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弊社は、2018年9月にERTICO (ITS Europe) 欧州委員会主催のデンマーク首都のコペンハーゲン市にあるベラ・センターにて開催された「第25回ITS世界会議コペンハーゲン2018」にて、ネクスコ東日本イノベーション&コミュニケーションズ社と共同執筆した内容を両社で発表して参りました。

 

ITS世界会議とは、世界3地域を代表するITS団体(欧州:ERTICO-ITS Europe、アメリカ:ITS America、アジア太平洋:ITS Asia-Pacific)が共同で開催する産官学が参加する国際会議で、技術開発に加え政策、市場動向など幅広い観点から情報交換を行い、ITS(高度道路交通システム)の普及による交通諸問題の解決およびビジネスチャンス創出を図ろうとするものです。
25回目を迎える2018年のITS世界会議にて、弊社は、ネクスコ東日本イノベーション&コミュニケーションズ社と共に、データ活用×機械学習での交通インフラ分野における取り組みにおいて開発した技術に関して発表をしました。
我々の発表会場は他よりも少し大きく、セッショングループの発表者に日本人も多く、大手日系企業も展示ブースを出していたこともあり、日本人聴講者の姿も相当数みられました。

 

今年の開催国であるデンマークの首都コペンハーゲン市は、先進国の中でもスマートシティ化が進んでいる一方、古き良き伝統と街並みをあわせもつ世界でも稀に見る古さと新しさの現代版共存を体現している、特筆すべき街です。

会期中、参加者には公共交通機関が乗り放題になるチケットが支給されます。
交通の国際会議が開催される街の交通インフラを、実際に思う存分体験できることも、この会議の一つの醍醐味です。

電車の席は、シンプルながら機能性を考えてデザインされており、行き先表示は、視覚的に言語を選ばず直感的に理解できる表示です。ペットも、座席の下にお行儀よく乗車し、移動していました。

電車の車両は、日本人にとっては、巨大なギャップ!乗り口とホームの間にも巨大な穴があると思いきや、車両側から階段状のステップがホームに向けて伸びてくるという、素晴らしいエンジニアリング技術が車両に施されていました。これなら、ホームドアなしでも、落下することなく安心です。

また、サイクリスト文化も日本に比べてかなり進んでおり、自転車用のレーンも、自転車用信号もあり、レンタサイクルも充実しています。電車やバスを待つよりも、圧倒的に交通の便が良いと感じました。

会議展示エリアでは、多彩な最新の体験型展示で、さまざまな自動運転車にも試乗でき、

交通分野に関与している方にとっては垂涎ものと言っても過言ではないコンテンツが目白押しでした。

日本ブースの展示もあり、交通関連様々な展示が行われていました。

実務そのものとも言えるテクニカルツアーも充実しており、グリッドも、コペンハーゲン市の交通管制センター”Trafiktårn Øst(Traffic Tower East)” へ見学に行ってまいりました。

コペンハーゲン中央駅からほどなく近い、丸型のタワー型ビル。建築専門家の目線から見ても、デザイン性とともに、中で働く人の機能美を体現したIndustrial design、デザイン大国デンマークと呼ばれる所以を感じさせられます。
デンマーク国内向けでも、内部を公開するのは年に一度程度とのこと。

現在、Banedanmark (Rail Net Denmark)と、Vejdirektoratet (Road Directorate)による管制が行われており、2021年までにデンマーク東側の交通管制は全てここに集約される予定とのことです。

 

実際に交通管制で働く方からのお話を聞くこともでき、国は違えどインフラの担う役割に違いはなく、またそれぞれ国によって事情や状況が違う中、データの活用には大きな注目が寄せられ、苦労しつつも様々な取り組みを進めている姿が大変印象的でした。

帰国後、会議発表された全資料が回覧され、参加できなかったセッションにおいても
たくさんのデータ活用が行われていたことを知り、交通インフラ分野でも、デジタルトランスフォメーションの大きな潮流があり、その中で機械学習アプローチが貢献しうる大きな可能性を再認識し、襟元を引き締めました。

今後、両社では道路利用者のサービス向上のため、技術の適用範囲を広げ、精度向上を図る取り組みをさらに継続してまいります。

こうして、プロジェクトに関する取り組みを会議の場で発表できるようになり、メンバー 一同非常に感慨深い思いです。

また、普段の忙しさのなかではなかなか取れない、パートナー企業さんとの深いコミュニケーション、仕事やミッションに対するプロジェクトへの想いもたくさん話すことができ、両社チームワークを改めて感じる、大変収穫の大きな国際会議となりました。

そしてまだまだ、グリッドの旅は始まったばかりです。
もっともっと、データを活用してできることがあるはずなので、一歩一歩、挑戦を続ける所存です。

論文にご興味をお持ちの方、また弊社との取り組みにご興味をいただけたようでしたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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